こんにちは、崖っぷちママのまこです。
毎日、家事に育児に仕事にお疲れのママさんも、将来のことを考え不安になることはありませんか?
私は専業主婦だった時期が6年あります。
その間は常に社会から切り離されているような感覚があり、家事・子育てに非協力的な夫との生活と、そんな夫からも自立できない自分に不安しかありませんでした。
ブランクのある自分がいつか働くとなった時、雇ってくれる会社はあるのだろうか?
いつもまでも夫の収入に頼って生きていかないといけないのだろうか?
この先、夫と共にずっと生きていくかも分からない。
そんな私がいつも考えていたのは『何か資格さえあれば!』ということ。
この記事では、忙しい2児の母である私が、独学・半年で登録販売者の資格試験に合格した話をしたいと思います。
登録販売者とは?
登録販売者とは、簡単にいうと薬局・ドラッグストア等で一般用医薬品(風邪薬や整腸剤など)を販売できる専門スタッフのことです。
逆に言えば、登録販売者や薬剤師などの専門資格保有者がいなければ、お店で医薬品を販売することができません。
登録販売者が販売できる医薬品は、一般用医薬品の約9割以上を占めていると言われているため、薬剤師不足を補う人材として今とても注目を集めています。
なぜ登録販売者なのか
私はこれまで一般企業の事務の経験しかありませんでした。
ではなぜ登録販売者の資格を取ろうと思ったのか、私が登録販売者の資格が魅力的だと思った点について説明します。
日本全国どこにでも薬局・ドラッグストアはある
つまり、どこに行っても働き口があるということです。
これから先、夫の転勤で地方に引っ越すことがあっても、離婚して地元に帰ることになっても、常に近くに働ける場所があるのです。
子育て中のママにとって職場が家から近いというのは本当に有難いことですし、店舗数が非常に多いので、職場探しに困ることはあまりなさそうだと思ったからです。
一度取得すれば一生モノの資格になる
一度登録販売者の試験に合格すれば、更新する必要もなく一生涯の資格となります。
また、薬のアドバイザーとして年齢を気にせず長く働けるというのも魅力の一つです。
女性の場合、どうしても年齢のせいで就職先を見つけることが難しいケースもあるかと思いますが、そんな心配もなかったからです。
受験資格なし!誰でも挑戦できる資格
登録販売者は実務経験など一切不要で、年齢や学歴などによる制限もありません。(2024年現在)
ブランクがあっても、社会人経験がなくても、とにかく勉強さえすれば誰にでも取得できるチャンスのある資格なのです。
登録販売者試験の日程
登録販売者の試験は毎年1回、8月下旬〜12月中旬頃に行われています。日程は各都道府県ごとに異なるため、きちんと確認しておきましょう。
例えば、東京都は例年9月の中旬頃にいつも試験が行われています。北海道は8月末、沖縄は12月中旬頃が多い傾向です。
だいたい試験日の3ヶ月前には締め切りとなります。願書の受け取り方法などは、必ず各都道県のホームページから確認し早めに準備するようにしてください。
崖っぷちだった私の決意とその後
とにかく私は「夫からの自立」を目指すべく、資格取得を決意しました。
常日頃から夫は専業主婦である私を見下していました。
「金の稼げない能無し女」
毎日のようにこのような酷い言葉を浴びせられ、いつしか自分は本当に「能無し」なのかもしれない、そう思うようになりました。
夫の転勤で仕事を辞め、夫が望んだ子供を育てているはずなのに、子育ても協力してくれないし、どうしてこんなことを言われて生きていかないといけないのだろう?
ある日突然目が覚め「自分で生きていけるようになろう」と決意したのです。
未就学児・未就園児を育てながらの試験勉強
そう決意してからの私は早かったです。登録販売者の資格についてネットで調べ、長男を幼稚園へ送り出し、次男を抱っこ紐に入れすぐに保健所へ願書を取りに行きました。
とにかく願書さえ出してしまえば後戻りできない。そしてチャンスは1回のみ。(夫に試験に落ちたことがバレたら、もっと酷いことを言われる!)
半年後の試験に備えて勉強しようと、すぐにAmazonでテキストも購入しました。
テキストが届いてからは毎日朝4時半に起きて、息子たちが起きてくる6時半までの2時間で猛勉強の日々でした。もちろん、私が寝室にいないことに気がつくと、息子たちはもっと早く起きてきたので、とにかく限られた時間の中で一生懸命やれることをやり続けました。
結果は勿論「合格!」
たったの半年間の独学での勉強期間でしたが、95%の正解率で見事合格することが出来ました。
散々私を見下していた夫からは「おめでとう」や「頑張ったね」の言葉はもちろん一言もありませんでしたが、「私は能無しじゃなかった!」と自分自身に証明できたことが一番の収穫でした。
自分で生きていける、それが分かっただけで世界の見え方が変わりました。
最後に
今もし私と同じように苦しんでいるママたちがいたら、私の経験が少しでも励ましになればいいなと思います。
私はたまたま登録販売者という資格を取得することで、自分自身の人生を取り戻すことが出来るようになりましたが、どんな方法でもいいので自分に自信が持てる何かを見つけて欲しいと思います。
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